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大学発見ナビ 活用事例
高校インタビュー
滋賀県立玉川高等学校 前田信先生の場合

「3年生0学期」の指導の一環として授業でワークを実施、
配付する進路通信で冊子の内容理解を後押しする。

滋賀県立玉川高等学校:滋賀県にある公立高校。進路指導主事の前田信先生にお話を伺いました。

ご活用いただいた状況を
教えてください。

2年生の2月に進路通信と一緒に「大学発見ナビ」を配付し、HRや総合学習の時間を1時間使ってワークに取り組みました。
「大学発見ナビ」に同送されてくるワークシートを利用し、ワークを行いました。ワークシートに、志望校を7校書き出して、それぞれの大学の情報をまとめます。裏面には、本校オリジナルの項目として、「合格までのスケジュール」を設定しました。これは、誌面に載っている受験までのスケジュールをふまえて、この後、生徒自身がどのように行動するかをまとめる、いわば“今後の活動宣言”です。
記入したワークシートは、後日担任教員に提出する形にしました。

前田先生作成の「進路通信」

一緒に配付した進路通信には
どのような内容が書かれていますか?

「大学発見ナビ」と一緒に届く、「活用ガイド」を参考にしながら、冊子の内容をまとめた解説を載せました。これは、「大学発見ナビ」に限らず、すべてのマナビジョンブックで同じようにしています。 具体的には、ワークの手順に合わせて読んでほしいページを記載したり、意識してほしいことなどを説明しています。例えば、志望校を探す時は、滋賀・京都だけではなく近畿エリア全体まで範囲を広げようと伝えています。

ご指導の意図と、その後の生徒の反応を教えてください。

2年生11月の修学旅行後から、「3年生0学期」をスタートさせ、受験生へと気持ちを切り替えるようにしています。
「学部・学科みつかるブック」を配付したり、大学教員による進路講演などを行ったりしたうえで、2年生の3学期に「大学発見ナビ」を使って志望校を決めます。
進路指導室の前に3年生用に過去問や大学案内を並べていますが、この時期には、2年生の生徒が行列をなしてそれらの資料を持ち帰っていきます。それくらい生徒の意識が高まっているということだと思います。

静岡県立静岡東高等学校 長谷川直樹先生の場合

志望校の情報を調べた後、生徒同士で発表 ・共有。
生徒間でのコミュニケーションを通して、大学についての視野を広げる。

静岡県立静岡東高等学校:静岡県にある公立高校。進路指導課の長谷川直樹先生にお話を伺いました。

活用いただいた状況を教えてください。

2年生の6月に、2週連続で「大学発見ナビ」を使った授業を行いました。
まず1週目の授業では、「進路ノート」を使い、志望校の情報を調べてまとめるワークを実施しました。
あらかじめ教員が選定した「大学発見ナビ」やその他の情報誌を生徒に配付し、情報を調べるための資料として使いました。その際、それぞれの情報誌の特徴や使い方をまとめて紹介しています。「大学発見ナビ」は、国公立大学の情報がすべて載っているので役に立つと思い、使いました。
2週目の授業では、志望する学問分野が同じ生徒同士で4人1組のグループを作り、調べた志望校について発表・共有をするグループワークを実施しました。生徒は配られたワークシートに他の生徒の発表内容をメモし、感想を書きました。

このワークには、どのような狙いがありますか?

生徒同士での発表・情報共有の機会を設けたことがポイントだと思います。
これを行うことにより、自分が調べた学校以外の情報も得られ、視野を広げることができます。特に、本校では地元志向が強い生徒・保護者も多いため、県外の大学にも関心を持ってもらう機会を作りたいと考えていました。
また、「他の人はこんなに一生懸命調べている」ということを実感させることにより、生徒同士で意識を高め合わせるという意図もあります。
進路の意識を高めるためには“備え”が大切です。考えるきっかけは学校でたくさん用意をするので、その機会一つひとつを無駄にせずに取り組んでもらいたいと考えています。

取り組み後、どのような効果がありましたか?

他の生徒の発表を聞いた感想として、「志望校以外の大学にも興味がわいた」という声が多数上がりました。
この授業を行う前は「進路についてどうしよう」といった漠然とした悩みを持つ状態の生徒が多かったのですが、「AとBのどちらが良いか」など具体的に迷っているという状態へ、一つ段階が進んだ生徒が増えたと感じています。

静岡東高等学校のその後の進路指導の一環として、「国公立大学教員13人を招いての模擬授業」の様子をご紹介しています。記事を読む

プール学院高等学校  西村香織先生の場合

3年生担任教員が2年生クラスで“受験生の今の状況”を語ったうえで
春休みの宿題として志望校を考えさせる。

どのように活用されましたか?

2年生の3学期期末テスト後のHRで、クラス担任から生徒全員へ配付しました。
そのHRでは、2年生のクラスへ3年生担任教員が直接赴き、この1年間の3年生の様子などを話します。どのように1年を過ごし、その結果はどうなったのか。ちょうど、国公立大学・私立大学ともに入試のタイミングなので、志望校の合否結果や志望変更などについて、担任教員がとてもリアリティのある話をしています。
最後に、4月の進路面談で生徒が具体的な志望校名を挙げられるように、「大学発見ナビ」を見て、春休み中に第一〜第三志望校くらいまでを考えておくよう伝えました。実質的な、春休みの宿題といったイメージですね。

指導の狙いと、生徒の反応を教えてください。

1学年上の先輩たちの話を聞くことにより、「次は自分たちなんだ」という意識を高め、受験生としてスタートさせる意図があります。実際、生徒は身をのりだすように話を聞いていました。その意識が高まった状態で志望校を考えるきっかけを作っています。
本当は、難易度を分散させて第一志望から第三志望まで設定できるのが理想的です。しかし、憧れ大学を3校挙げる生徒も少なくありません。そのような生徒に対しては、参考難易度の一覧表などを示しながら、もっと幅広く考えるように促しています。

松戸市立松戸高等学校 椿仁三千先生の場合

大学入学後を具体的にシミュレーションさせる
学校独自のワークの行い、生徒が主体的に進路選択できる力を養う

松戸市立松戸高等学校:千葉県にある公立高校。キャリアカウンセラーであり進路指導部長(当時)の椿仁三千先生に話を伺いました。

ワークの具体的な内容を
教えてください。

3年生進級前の春休みの宿題として、「ヴァーチャル大学生」というワークを行っています。
内容は、大学1年生が学生生活について語っている文章の穴埋めをするものです。生徒が、その穴埋めの過程で、進学費用や大学卒業後の進路など進路決定に必要な情報を調べられる仕組みになっています。
「大学発見ナビ」は、生徒が調べるための資料として使いました。

ワークシート「ヴァーチャル大学生」

このワークには、
どのような狙いがありますか?

本校の進路指導のコンセプトは、「能動的に自分の進路を切り開いていく力を身に付けること」です。生徒たちは将来、偶発的に自分の身に起こる出来事を、チャンスとして活かしながらキャリアを積み上げていく必要があります。
3年間を通じて様々なワークや講演を継続的に行うことによって、“書く”“情報を探す”“調べる”という機会を多くつくるようにしています。「ヴァーチャル大学生」は、“3年生0学期”の重要性についてガイダンスを行った後の大切なタイミングで実施しています。

指導するうえでのポイントはありますか?

「ヴァーチャル大学生」は、WEBサイトではなく、冊子を使って調べるようにしています。これは、ペラペラとページをめくることにより、調べる目的の大学以外の情報も得ることができ、情報を探すことにもつながります。
ワークシートの記入状況から生徒の状況がわかります。そのため、回収したワークシートを、模試の結果などと一緒に面談資料としても活用することができます。
キャリア教育や進路指導に特効薬はありません。このようなワーク等で生徒たちに継続的に働きかけることにより、漢方薬のようにじんわりと効いてくるのだと思います。

千葉明徳高等学校 西形修先生の場合

「大学発見ナビ」の一番読ませたいページを生徒に指定し、
LHRで読書させる

千葉明徳高等学校:千葉県にある私立高校。進路指導部の西形修先生に話を伺いました。

読ませたい記事とその意図を
教えてください。

「成功する大学選びの考え方」「大学選びの視点」の掲載ページを板書し、各生徒がその部分を読む時間を約30分間取りました。
2年生3学期は、受験生になる準備期間。受験への心構えと意識を高める事が重要です。
先輩や先生などとのコミュニケーションでモチベーションはアップしますが、それだけでは情報が偏ります。それにプラスして、客観的な情報が必要です。その役割を「大学発見ナビ」が担っています。

「大学発見ナビ」を読む生徒の反応は
いかがでしたか?

読んでいる間の私語は一切なく、みな真面目に熱心に読んでいました。
当然ですが、この本を読んだだけでは、生徒の行動に大きな変化は起きません。ただ、他にも卒業生による講演会や大学見学など、小さな一つ一つの積み重ねで、生徒の意識を前向きにすることができます。そのいろいろな働きかけの一つとして、「大学発見ナビ」を利用しています。

大阪府立芦間高等学校 阿野高明先生の場合

LHRでのワークと進路通信で
継続的な働きかけを行う

大阪府立芦間高等学校:大阪府にある公立高校。進路指導部の阿野高明先生に話を伺いました。

ご活用いただいた具体的な内容を
教えてください。

2年生1月末のLHRで、「大学発見ナビ」とワークシートを配付し、志望校選びのワークをさせて回収しました。さらにその翌週、進路通信に進路選択のうえで知っておいてほしいことや受験勉強の始め方などを掲載し、配付しました。その作成にも「大学発見ナビ」を参考にしました。
なぜこの時期(2年生の冬)かというと、春のオープンキャンパスに参加させたいからです。3年生になる前の春休みは、勉強と部活を両立し、毎日勉強する習慣を身につけることが大切。そのモチベーションを上げさせたいという意図があります。

一番のポイントはどこでしょうか。

ポイントは、単発ではなく、連続的に働きかけをすること。生徒はいつ伸びるかわからないものです。1人でも受験へ向けてやる気を起こさせるためには、継続的な活動が大切だと考えています。
そのため、ワークシートの完成度は問題にしません。しっかり書けている生徒もいれば、いい加減に書いている生徒もいますが、それでいいと思っています。大切なのは、自分の進路を見つめ直す機会を持ったということです。

「大学発見ナビ」を選んでいただいた理由は何でしょうか。

網羅性、公平性を評価しています。情報誌を授業で使うことは、個別指導と異なり、教師から生徒への一方向のやりとりです。その際は、情報が網羅されている事が重要になります。
「大学受験カタログ」も内容が面白かったです。クラスの中には、大学進学を目標としない生徒も一部いますが、クラス全員に配付しても違和感はありませんでした。

全国の先生からのコメント

2022「大学発見ナビ」高校教員アンケートより

いろいろな学部・学科の先輩たちの志望理由が掲載されているのはありがたい。とても役に立ちました。(滋賀県 公立高校)

この時期の進路指導は、志望校の選定が大きなテーマ。生徒の大学に関する知識はまだ浅いので、2年2月から3年4月は大学進学の視野を広げる時期と位置づけ、「大学発見ナビ」でさまざまな大学情報を集めてほしいと思います。(福島県 私立高校)

地方は大学情報が不足しているので、できるだけ情報に触れさせたいと思います。「大学発見ナビ」は、情報が不足しがちな高校生が情報を収集するのによく合っているので、大いに活用しています。(栃木県 公立高校)

この時期は、第1志望校を決定してほしいと思って指導しています。「大学発見ナビ」は、志望校を比較・検討する記事が充実しているので助かっています。大学の情報を幅広く調べられるのもよいと思います。(大阪府 私立高校)

マナビジョンブックのワークシートは活用しやすいため、必ず生徒に記入させています。この時期の進路指導は、どんな大学があるかを知ることと、自分の実力に見合った大学を知ることで、「大学発見ナビ」は指導の役に立っています。生徒は、先輩体験談の記事に興味があったようです。(福岡県 公立高校)

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