ミライト進路講演

講演の年間採用で
学内指導の流れを作り、
教員間の目線合わせを
叶える

旭川実業高等学校1年生

概要

  • 年間で講演を採用することで教員間の認識をそろえ、一貫した指導の流れを実現できた
  • 講演を通して文理選択の先の学問について考えられたので、1年次に学びたい学問まで検討できた
  • 今後は学びたい学問が学べる大学を幅広い難易度から検討する予定

1年間で講演を採用することで教員間の認識をそろえ、
一貫した指導の流れを実現できた

進路指導はある程度教員自身の経験や知識によるため教員間のキャリアの差から指導内容に偏りが生じたり、学年全体で指導内容の認識をそろえたりすることが難しいという課題がありました。そこで24年度の1年生ではミライト進路講演を年間3講演採用し、偏りのない客観的な話を生徒が聞ける機会を設けました。また、講演の内容に基づいた進路指導の流れを教員間で共有したため、学年団で共通認識を持ちながら指導を行うことができました。入学当初は中学生気分が抜けきれなかった生徒も講演を重ねるごとに意識が変わり、3学期になってからは日々の授業やテストへの取り組み等の姿勢も良くなってきたと感じています。

2講演を通して文理選択の先の学問について考えられたので、
1年次に学びたい学問まで検討できた

これまで本校では1年次の文理選択後に志望校を検討するよう指導をしてきました。しかし今年は「大学に行く目的は何か」「何を学ぶために進学するのか」を生徒自身にしっかりと考えさせることが重要だと考え、志望校検討よりも前に学問研究に重きを置いた指導を行いました。9月の「文理選択と大学研究」講演の受講後に、生徒たちはある程度学問の方向性を決定していましたが、そこで終わらず、その後2月の「学問・学部研究」講演でさらに学問・学部を研究するワークを行いました。講演内での視野を広げるワークを通して、「1度の検討で決め込みすぎず、再度視野を広げて再検討していくことの大切さ」を伝えることができたのではないかと考えています。

3今後は学びたい学問が学べる大学を幅広い難易度から検討する予定

今年度の1年生は、年間3回の講演を通してこれまで知らなかった複数の大学を知り、選択肢を広げることができました。今後は学びたい学問を決めつつ志望校の検討を始めさせたいと考えています。志望校の選び方にはさまざまな方法がありますが、まずは偏差値を一つの基準とし、学びたい学問が学べる大学を幅広い難易度で複数挙げることから始める予定です。その後、面談を通して教員とも相談を重ねながら2年生の夏休み前までに第1志望校の候補を絞り込み、オープンキャンパスに参加できるよう指導を進めていきます。