志望理由書の基礎を固め、
本格的な準備につなげる
淑徳巣鴨高等学校2年生
受講歴※ 講演名は現在とは異なる場合があります
概要
- 2年生のこれまでの指導内容の再確認と、3年生の本格的な準備にむけた土台づくりとして活用
- 生徒だけでなく教員にとっても今後の進路指導の参考になる機会となった
- 志望理由書をきっかけに、社会に出た時どのように役立ちたいかが言語化できる
12年生のこれまでの指導内容の再確認と、
3年生の本格的な準備にむけた土台づくりとして活用
2年生の進路指導では夏休み頃から小論文と並行して志望理由書の講座を開き、冬休みに志望理由書作成を宿題に課し、生徒自身でいったん書かせていました。しかし、総合型選抜を視野に入れている生徒が志望理由書を本格的に書き始めるのは3月からになることが多いため、冬休みから3月まで指導の間隔が空いてしまうのが課題でした。
そこで、今年度は2年生の3月にミライト進路講演を採用。これまでの指導内容を再確認しながら、志望理由書の構成や伝えるべきポイントを深める機会を設けました。講演では実際の大学パンフレットの事例を通して複数の大学を比較・検討する考え方を学び、ワークシートに記入しながら志望理由書を書くための基礎知識を再確認することができした。今後の本格的な準備に向けた良い土台づくりになったと感じています。
2生徒だけでなく教員にとっても今後の進路指導の参考になる機会となった
これまで指導を進めるなかで、志望理由書に適切な構成を意識して自分の主張をうまくまとめることができない生徒が多いことを課題に感じていました。指導の時間が限られるため「書き方の基本」から教えるのは難しい状況だったのですが、今回の講演で志望理由書の構成や書くべきポイントについて具体的に解説があり、生徒が大学に何を伝えるべきか、どのように書き進めるべきかを指導してもらうことができました。
3志望理由書をきっかけに、
社会に出た時どのように役立ちたいかが言語化できる
今後は3年生の4月から6月にかけて学内で約5回の添削指導を行い、志望理由書をブラッシュアップしていく予定です。今回の講演は難易度の高い小論文に取り組む前段階としても良い導入となり、生徒が自分の考えを整理するきっかけになったと感じています。さらに志望理由書を書くことは入試対策にとどまらず、生徒が社会に出た時に「どう役立ちたいか」を考える重要なプロセスでもあると考えています。志望理由書を通じて自分の将来像を言葉にする力を養うことは、面接やその後の社会生活にも生かせるので、生徒が社会に出た先まで考えて準備ができるよう引き続きサポートしていきたいと思います。